これから述べることが何を意味しているかよくわからない、
という方は、恐らくまだ海外へ商品をそんなに多く送っていないか、
すこぶる頑丈で壊れない商品ばかりを扱っておられる方ではないかと
思います ←←言い過ぎ(^^;;


2013年末まで、現行の国際郵便制度の下では、
郵便物の損傷について郵便局に損害賠償を請求する場合、
特に特に書留付郵便物(書留付SAL便、eパケットなど)については
実にややこしい手続きが必要となっていました。
2013-05-31 損害賠償


それが2014年1月より少しセラーにとって優しい制度に変わるのです。
どう変わるかというと、まず下表をご覧ください。
2014-01-01 損害賠償制度変更

一部分だけ赤色になっていますが、
そこがeBayやAmazon輸出のセラーにとって
少なからず影響があるところです、

要するに、書留付郵便物(書留付SAL便、eパケットなど)
に破損が生じた場合は、差出人(日本在住のセラー)から
日本の郵便局に賠償請求ができることになりました、
という内容です。
※EMSと同様の措置を受けることができるようになった
 というだけではありますが、
 それが現実のところ小さくない違いが生まれます。


実際の流れを書いてみると、
<商品破損が確認された>
発送した商品が海外のバイヤーに届いたのだが、
しかしその時点で破損が確認された。
さて、損害賠償金を得るには・・・

<Damage Reportの発行>
バイヤーは最寄りの郵便局に出向き、
Damage Reportなる破損証明書を発行してもらう
(局員に現物の破損を確認してもらい、そのレポートを書いてもらう)

<賠償請求権利譲渡書類の発行>・・・■これが不要となった■

<日本での損害賠償請求>
日本の郵便局に上記レポートを添えて損害賠償を申し立てる

郵便局で審査し受理されれば
賠償金が自分の銀行口座に振り込まれる

という流れです。


なんだ、まだ長いじゃないか、と思われるかもしれませんが、
<賠償請求権利譲渡書類の発行>が無くなっただけでも
現実問題小さくないのですよ。

何故かというと、
この書類のどことどこにあなたの名前を書いて、
ここにサインをして、それをこちらに送ってほしい
と依頼するだけでも手間と時間をとられるし、
そもそも素直にやってくれるかどうか。
それに何か足元を見られそうでいやだし・・・と
悩むことが1つ減ったし、実際に依頼してやって貰う手間も省けるのです。
2つのことをやって貰うより、1つだけの方がいうことを
聞いてくれる確率は多少高くなりそうですよね。


但し、少し制度が優しくなったとしても、
やはり破損が発生した時のやり取り+手続きは面倒です。

書留付郵便物(書留付SAL便、eパケットなど)の
損害賠償金額は 「上限6000円+送料」 なので
あきらめがつく場合は他の道を探すのもありでしょう。

いずれにしても今まで同様に
しっかり梱包して破損をできるだけ防ぐのが最上の策であることは
変わり無いようです。