昨日顧問税理士と月例の打合せをした際に、
掲題の話で盛り上がりました。
※以前から言われている「法人成り」の節税メリットではなく、
 その次の段階の話です。念のため。

役員報酬などの名目で経営者個人への所得移転を優先させ、
法人に利益を残さない方がトータルで節税となっていた
時代がありましたが、それは過去の話となりつつあると。

中小企業に課せられる法人税率が低くなっている現状では、
利益はできるだけ法人に残したほうが良い、
個人に報酬を支払うよりも法人に利益を残す方がトータルで
節税になる(ことが多くなってきた)、とのことです。

資本金1億円以下の中小企業の場合、法人(実効)税率は
①所得金額 年400万円以下 → 約21.4%
②所得金額 年400~800万円 → 約23.2%
③所得金額 年800万円超 → 約34.3%
 ※法人税率=法人税+地方法人税+住民税+事業税

日本の法人税率は高い(例えば、「法人税・事業税・住民税等法人が
支払う税金の合計は40%前後になります」とか)と言われていますが
それは上記③に該当する法人か大企業の話。

ネットビジネスを行う多くの方は①や②に該当するでしょうから、
法人を既に持たれている方は、
その法人に利益を多く分配する方向に舵を切った方が
トータルでお得ですよと。

※尚、役員報酬の額次第で個人に課せられる各種税金・社会保険などが
 違ってくるので、上記はあくまで参考です。
※法人を譲渡・相続する場合のことまで考慮すると
 結論が変わる可能性があります。相続対策は大変ですw


蛇足ですが、
トータルの所得(法人+個人)がかなり大きくなってくると
(例えば③のケースなど)
法人税の安い国、例えば香港やシンガポールに法人を設立することを
視野に入れる方もいらっしゃいますね。
ビジネスをする上で支障がないのであれば検討の余地はあるかもしれません。